2009年憲法記念日。憲政の父・尾崎行雄を訪ねて
Visiting Yukio Ozaki , the father of constitutionalism
on May 3, 2009 & 2010.
Dear My great grandpa,
In the year of 1912, A Japanese politician, Yukio (Gakudo) Ozaki sent the 3,000 saplings
to the riverside of Potomac in Washington DC, USA. as the friendship (Tomodachi) between
Japan and the United States. I visited Yukio Ozaki's birth place in Sagamihara-shi, Kanagawa
prefecture when the cherry blossoms are just in full bloom. Yukio’s great-grandfather is also
our colleague Samurai who guarded World Heritage Nikko. Therefore, the cherry blossoms
might make you feel Bushido. Yukio Ozaki was active as a member of the Diet for 63years.
尾崎行雄(咢堂)とわたくしには共通点があり、昔からよく「ひまごさまではないのですか?」
と、尋ねられたものだ。ワシントンDCには約半年間滞在したものの、桜の花が咲くのを
見ることができなかった。その後も、ニューヨークから桜祭りを見学しに行こうとしたが、
実行しなかったのだった。ところで、あまりおだてられると、本当に自分がひまごさまのような
気がしてくるものである。ワシントンDC市民からも"You must be his great-grandchild"
と言われたし、以前より気になる大物であるので、このたび、ひいおじいさま出生の地を、
訪ねることに致しました。
尾崎行雄(1858年〜1954年)
神奈川県津久井郡津久井町出身。衆議院議員に25回当選し、63年間の
長期にわたり議員を務め、世界議会史上の記録を打ち立てた。ちなみに、
2位は、イギリスのチャーチルだそうだ。素志は、藩閥・軍閥の打破、
真の民主政治の確立にあり、いかなる権力の弾圧にも屈せず、民衆の側に
立ち、闘ったという。1912年、東京市長時代、日米友好のあかしとして、
ワシントンポトマック 河畔に桜の苗木を贈る。
相馬雪香さんは、尾崎行雄の三女。
The flowering dogwood from America as the gift in return
JR横浜線・橋本駅で下車。三ヶ木行きのバスに乗る。
JR中央線・相模湖駅からもアクセス可能だが、バスの乗り換えがあり、
分かりずらいだろう。この日は天気がよく憲法記念日、交通渋滞があり、
奈良井バス停まで40分少々かかった。津久井湖までが、ラッシュ。
バス停からは徒歩で15分だが、どの道をとるのかわからず、
年配の女性に聞いたところ親切に教えてくれた。が、迷ってしまった。
喫茶店に入り、コーヒーブレーク。店の女性に聞いたら、すぐそこを
まっすぐいけばよいとのことだ。隣で軽食をとっていた中高年のご夫婦
がおり、ご主人がさらに詳しく教えてくれた。トマトの育て方も教えて
くれた。記念館内部は整頓されており とてもきれい。
"スリッパはきちんと揃えましょう″こういった基本的マナーが大切。
周辺は裕福な農家という感じがする。
スリッパや靴はきちんと揃えましょう。人は足元から(P22) 脱いだ靴を揃えると、生き方が美しくなる。
尾崎家は名主で、先祖は尾崎掃部守行永といい、小田原北条家の家臣であった。
行雄は10歳まで、ここで育つ。わたくしの場合と同様、父親は殆ど不在。
自宅の敷地内に先祖代々の墓というのも、我が、くま大名家と共通である。
庭に、アメリカからの御礼、花水木がある。こういう穏やかな環境が、
心の広い人物を育てる気がした。