夏至のくまだんご
2016年夏至の頃、恩方二小にWindowsOSと外国制色鉛筆一式を寄付として持参した。
ここを訪れるのは3年ぶりだ。恩方二小の正門前に立った時、時の流れを感じるというよりも、
魔法にかかったかのようだった。プロムナードの先はホグワーツ。
くまじろう校長の居城は、恩方二小だった。くまじろうに子供はいなかった。
だから子供が大好きだったのだろう。弟えいじろうの長男が、千人同心を引き継ぎ、
長州征伐第二次幕府軍として出陣した。私はその長男から直系の4代目にあたる。
考えているうちに、ホグワーツに到着した。受付で寄付を手渡したら、校長先生がお見えになった。
現在生徒数は71名。近所の子供は4名だけ。恩方二小には、和風造りのコンピューター棟がある。
プログラミングは必修となるだろう。このWindowsOSを役立ててほしい。
しばらくの間、近辺を歩き、夕焼け小焼けからバスに乗車した。恩方二小の子供たちが乗っていた。
ハーマイオニーが、「立って!」と指示し、「どうぞ」と、女の子がさっと立ち席を譲ってくれた。
「有難う」と、座った。マナーの優れた子供たちに感動し、うれしくて涙がでそうだった。
約半数の子供が途中で下車したが、高尾駅まで乗っていく子も多かった。高尾駅バス停で下車し、
JRに乗って帰路する子供たちを見て、再び涙が込み上げてきた。
通ってきてくれる子供たちと父兄の皆さんに感謝の気持ちでいっぱいです。
神話と伝説、そして童話の世界の入り口にある恩方二小の魔法に、
皆さんも、ぜひ、かかってみてください!